草津セミナー報告
草津セミナー報告
群馬大学多職種連携教育研究研修センター(WHO協力センター)Activity 5
目的: 様々な教育社会環境に対応した多職種連携教育の普及と発展
期間: 2015年8月25日から9月1日
場所: 草津セミナーハウス 群馬県吾妻郡草津町
合同行事:
• 国内の教員・医療従事者向け多職種連携教育トレーニングコース
• アンジェレス大学(フィリピン)の多職種連携教育普及の共同活動:
群馬大学とアンジェレス大学間での学生交流
参加者(合計51名):
• 海外の大学教員7名:
インドネシア2名、ラオス2名、フィリピン3名
• フィリピンの大学の学部生3名
• 国内の大学教員 7大学から11名
• 国内の医療従事者 3病院から4名
• 群馬大学 26名
WHO協力センター所属教員13名
教員4名
大学院生3名
学部生6名
日程: 添付した長短2つの日程を参照
8月27日の全体会まとめ:
1) 学生参加者は田舎・僻地で保健の取り組みはよい学習の場であると考えている。そこでは田舎・僻地で発生する病気について情報を集めることができる。学生の交通費は、田舎・僻地で研修を行う際の課題の一つである。
2) 多職種からなる教員間の協力は、克服すべき課題の一つである。
3) 促進要因は、教育省の認可、学部長や学長の指導力、教員のやる気である。
4) 情報技術を取り入れた研修を考慮すべきである。
5) 群馬大学の多職種連携教育プログラムを通じて、参加者は現場における多職種に関する知識を得たり、対面でのやりとりや病院以外に勤務する医療従事者との意思疎通の重要性を学ぶことができた。
6) 連携活動における医師の優越性を克服するために、低い学年の早期に医学生に対する多職種連携教育が効果あるかもしれない。医療事故や田舎・僻地は効果的な学習材料となるだろう。
7) 「地域包括ケアシステム」の観点から、多職種間で患者の情報を共有することは、患者に対して包括的な治療を提供することにつながる。
全体的に、参加者は互いに交流を図り楽しんでいた。大部分の参加者はツールキットを参考に自分たち独自の多職種連携教育プログラム作り、進捗状況をWHO協力センターに報告することに意欲を示した。参加者の中には、草津国際音楽アカデミー&フェスティバルご臨席のために草津にいらした皇后陛下のお姿を拝見する機会に恵まれた人もいた。
主催:
群馬大学多職種連携教育研究研修センター(WHO協力センター)
後援:
日本インタープロフェッショナル教育機関ネットワーク (JIPWEN)
全体会の様子 野外パーティーで意見交換
リハビリテーション病院訪問(任意参加) トレーニングコース修了